ニートにおすすめってか全日本人におすすめ書籍・「プラナリア」

ニートの僕のオススメ
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今回のブログでは本を紹介したいと思います!!!その名も「プラナリア
この本はニートの皆さんにオススメです!!なぜなら登場する主人公が全員無職だからです。

あらすじは

どうして私はこんなにひねくれているのだろうー。乳がんの手術以来、何もかも面倒くさく
「社会復帰」に興味が持てない25歳の春香。恋人の神経を逆撫でし、親に八つ当たりをし、
バイトを無断欠勤する自分に疲れ果てるが、出口は見つからない。

こんな感じです。こうしてみると、

なんか鬱々としているか、ぶっとんだ作品なんじゃないかな?

そう思うかもしれません。しかーし、そんなことございません。

この作品の最大の特徴は繊細であり、複雑な主人公達(短編集なので主人公は5人います)
の心情をわかりやすく描写している点です。

例えば文中にあるものを引用すると

会社を辞めたのは、ただ単にやる気をなくしたからだ。何もかも面倒くさかった。
生きていること自体が面倒くさかったが、自分で死ぬのも面倒くさかった。だったら、
もう病院なんか行かずに、がん再発で死ねばいいんじゃないかなとも思うが、正直言っ
てそれが一番恐かった。矛盾している。私は矛盾している自分に疲れ果てた。

という文があります。これを見て皆さんどう思いましたか?自分は

めっちゃわかるし、そう感じてる!!!

って思いました(笑)

また、主人公達はどこにでもいるような普通な人達であるので、読者である私達も「そうだな~」と
共感する場面がたくさんあります。

例えば、退職して職を聞かれることに対してのプライドが傷つけられる事や、頭で考えている事と
実際に口に出すことに対しての矛盾などです。

そのように私達の現実世界で起きている事が、小説の中に見事に落とし込まれている為、
小説内の世界でなく、ノンフィクションのように没頭して読む事が出来ると思います。

作者さんは、人をよく観察していてその心情を言語化する事に対して、すごく丁重な人だと
感心しますね~ とても読みやすいので読書をあまりしない人にもオススメです。

注意点として、リアルなので若干読後に鬱々とした気持ちになる人や、ほぼ全編SOXの描写がある点
ですかね~SOXの描写はウブな僕にとってはあそこが読中にムズムズしました。(笑)

また、主人公が女性が多いので男性は時々「?」となるかもしれません。
また、無職な主人公達の為、未来については描写がない所も無職な我々には不安が掻き立ててくる
かもしれません・・・


ここからはネタバレと感想です。(読む予定の人は見ない方がいいです)

僕の1番のお気に入りの短編は「ネイキッド」ですね~。仕事をこなしているうちは夢中になっていたのに、いざ暇になると自分のやりたい事が分からなくなる所の描写が痛いほどわかります。

途中のほっこりするようなチビケンとのやり取りの後の、最後のオチがね・・・涙がでました。
やり直せないですものね・・・
完成度が高くて逆にあまり多く語れません・・

「どこかではないここ」は前の2作とは違って大人な内容でしたね。僕の母親を思い出しました。
あまり僕はわがままを言わなかった子なんですが、母親は心配性だったので、こんな感じの心境だったのかなと、ふと思いましたね。
またホテルへ行く描写で、またSOXの描写があるのかと、経験が少ない僕は憤慨ものでしたが
断ってくれてよかったです。ここでの描写が「防犯ベルを鳴らした」という点が母親の真面目な感じをかもしだしてますよね~
最後で「ぷちっと」してしまう母親でしたが(いきなり殴るのはびっくりしたけど)
僕の個人的な推測だと、また変わらずこの生活が続いていく感じかと思います。
これまでと違うところがあるとすれば、母親が世間に対して知らない事が多いことを知ったという点ですかね。(マウンテンバイクの速さなど)

「囚人のジレンマ」は難しい話になってましたね。最後のオチでは主人公が彼氏にボロクソ言って、
彼氏が自分の欲を考えてると描写があります。しかし待ってください。最後の主人公は浮気の自白をしています。囚人のジレンマの時は自白しないと言っていたのにも関わらず・・・
囚人のジレンマの話や、ケーキの切り分けの話、彼氏との関係など丁重に最後のオチに繋がっている
話でしたね。僕はタイトルの時点で話のオチが読めてしまいました(笑)

最後の「あいあるあした」は無職である僕には楽観的で落ち着いた話でした。
主人公が最後は男だったのが新鮮でしたね。個人的には現実世界ですみ江ちゃんに会いたいです。
手相見てもらいたい(爆)じじいにNTRされるかもしれない事に震えましたが、変わらず主人公の事を
好きと言って、頭なでなでするすみ江ちゃん好きです。付き合いたい。結婚はしたくないけど(笑)

まとめ

ある本(6枚のとんかつ)によると短編小説は1番目と2番目に自信作を載せるらしいので、
合わない人はこの2つが合わなければ読まなくていいかもしれません。

しかし、最後まで読むと色々な無職像や人の生き方が見れるのでぜひ最後まで読んでみてください。