僕とゴキブリの100日戦争

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1章:Gとの邂逅

2022年5月末日。あの日の夜は梅雨で雨が降っていた。

喉が渇いたからお茶でも飲むかーって思いながら台所に行った時だった。

「カサカサ」

音が聞こえた。キッチンのシンクのツルツルな床を動く音。

恐る恐るシンクの中に目を向けると奴がいた。そうGである。

なんだなんだGか。僕はGには驚かなかった。Gは1年に一回部屋に侵入してくるのを退治するだけなのでそんなに気にも留めなかった。

新聞紙を丸めて潰そうとするも中々動きが早い。仕留めきれない。

目にも止まらぬ早さで逃げて冷蔵庫の下に隠れてしまった。うぜぇ。

放置する訳にもいかないので、仕方なくコンビニに行きゴキジェットを購入。ジェットを噴射すると冷蔵庫の下からフラフラ出てくるG。

すかさず新聞紙でバチーン!!!どうだ人間様の実力を思い知ったか!ワーハッハッハ!!!

そう僕は再び奴の姿を見るなんて心から思わなかったのだ・・・

2章:増殖するG

その次の日の事だった。流石にGが発生するなんて部屋を掃除しなくちゃダメだなーって思いながらキッチンを掃除する事に。

キッチンのシンクを掃除して、水回りを掃除して床を掃除して・・・一通り掃除してトイレに行った。

「ああー掃除すると気持ちが晴れていいなー」

なんて思いながら再びシンクに行くと・・・

Gが2体もいる!!!!!!!

なんで???さっきまで居なかったじゃん!!!君ら!!!

奴らは「ここは俺らの縄張りだけど」なんて表情をしながら当然のような感じでシンクに漂っていた。

もう僕は半分パニックになりながらゴキジェットを噴射した。

G2体は揃ってコロリン。死体をティッシュに包みながら僕はひとつの言葉を思い出していた。

「Gは1匹いると100匹いると思え」

頭の中では冷静な僕とパニックになっている僕がいた。

「まさかこれ以上いる訳ないやろwwww」という気持ちと「もしかしたら、まだまだ沢山いるんじゃね?」という気持ちがせめぎ合っていた。

僕はもうGの事を考える事が怖くなったので、取り敢えず寝て気持ちをリセットする事にした。

そして次の日。仕事から帰って玄関の明かりを点けた時だった・・・

玄関の隅で黒い奴らがカサカサ猛スピードで走り去る姿が!

「うわあああああああああああああ」

アラサーになって情けない事だが僕は悲鳴を上げた。多分人生の中で一番と言って過言ではない程悲鳴が出た。それくらい怖かった。

仕事から帰ってくる前に心の中で「もう部屋を綺麗にしたからGなんて出ないだろwww」って安堵していた気持ちが一気に吹き飛んだ。

急いで居間に行きゴキジェットを手に戻る。玄関に向けてゴキジェット噴射!!!ついでに靴箱の下にもジェットを噴射!!!

コロリン。コロリン。コロリン。

なんでえええええええええええ3匹もいるぅううううううううううう

もうパニックってレベルじゃない位パニックに陥り、思わず玄関から外に出てしまった。

ドキドキいっている胸を押さえながら冷静さを徐々に取り戻す僕。

気を取り直して玄関へカムバック。コロリンしているGがお出迎え。

夢じゃなかった。これは現実だった。

現実を認識した瞬間、僕の目は怯えから怒りに変わった。ここにGが3匹もいるんだからもっと沢山いるに違いない!!!

駆逐してやる・・・この世から奴らを駆逐してやる!!!

こうして僕とGの戦争の火ぶたが切れれたのだった。

3章:Gとの戦争

戦争の火ぶたが切られた!!!!

先手を取ったのは勿論僕。部屋を完璧に綺麗にする作戦を展開した。

玄関を隅から隅まで掃除して、次にキッチン。今まで米袋は段ボールの中にしまっていたが、Gは段ボールなども好物みたいなので、ダイソーに売ってたプラスチックの奴に変更。

床は今までフワフワした布製品の物を使っていたがそれも廃棄。キッチン用の水はけがいいキッチンマットに。

そしてリビングも全部完璧に掃除をした。

最後に排水溝にはパイプハイターをして綺麗にした後、使っていない窓にテープを張ってGの侵入経路を完璧に防いだ。

どうだG!もう綺麗な部屋に恐怖して侵入する事ができないだろう!!!

しかしGも甘くない。なんと彼らは僕に対して精神攻撃を仕掛けてきたのだ!

彼らは毎日のに必ず姿を現した。僕が発狂してゴキジェットを噴射するのだが、仕留められるのは1匹

そうなのだ。彼らは毎日の夜に必ず一匹だけ出てくるのだ。絶対に2匹は出てこない。懸命に僕が探しても1匹しか見つからない。

僕はこいつらを斥候と呼ぶことにした。

斥候はどうせ1週間経ったら現れないだろうと僕は読んでいた。

しかし、そんな事なかった。1週間経っても彼らは消える事がなかった。それどころか更なる恐怖を僕に与えてきた!!!

最初斥候は玄関やキッチン近くで湧くだけだった。しかし、彼らは侵入ラインを徐々に上げてきて廊下→リビング→ベットの近くと僕自身に近づいてきたのだ!!!!

部屋を綺麗にして完璧に対策をしたと思っていたのに、どんどんと彼らは侵略してきたのだ。

僕は日に日にパニックになっていって、奴らを駆逐するための情報をネットで集める事にした。

しかし、どのサイトも「ゴキブリ駆除業者に頼みましょう!」とか「事前に対策しましょう!」なんて糞みたいな情報しか載っていなかった。

そんなこんなでGの侵攻が止まらない中、ある事件が僕を襲った。

その日、僕はベットで寝ながら夢を見ていた。なんの夢を見ていたかというとの夢だ。

僕は毎日Gと戦いすぎて、夢にまでGが出てくるようになっていたのだ。

悪い夢を見る事が多い僕はゾンビや人に襲われる夢が多いのだが、Gに襲われるのは初めてだ。

夢をみている最中、僕は夢である事を認識にして必死に「スーパーマンのように動け!スーパーマンのように動け!」とエヴァ初号機を懸命に動かすシンジ君のように念じるのだが勿論上手くいかない。

今回の夢の中でも僕はGに負けていた。ゴキジェットを当てようにも体が上手く動かずにGに翻弄されてるのだ。

体を頑張って動かそうとしていると急にGは飛んだ!!!「ジジー」とか不快な音を鳴らしながら僕の顔を目指して飛んでくるのだ!!!

夢の中でも僕は発狂して、うわああああああきめえええええええええええ

って絶叫した。そしてその絶叫のおかげで夢から目が覚めた。

なんだ・・・夢か。現実じゃなくてよかったなんて思いながら寝返りを打った時だった。

僕の目先10センチ程の真正面の壁にGが張り付いていたのだ。

僕はもう悲鳴を上げる事も出来なかった。人間、真に恐怖に陥った時は金縛りにあったように動けなくなるもんだなと実感した。

震える手で目をこすってもGは目の前にいた。そうなのだ。Gは夜の間だと逃げもせずに堂々と存在するのだ。まるでこの部屋の主は自分であるかのように君臨していた。

2分位たってようやく覚醒した僕はベットから飛び降りてゴキジェットを持参。ゴキを退治した。

時刻は早朝の4時程。もう一度寝ようにもGが怖いし、Gの夢を見るのも怖い。寝れないまま早朝を過ごしたのであった。

4章:Gへの反攻と救世主

僕とGの戦争はほぼ僕が負けていた。精神をやられて夜も満足に寝れない体になってしまったのだ。

もう夜も満足に眠れなかったので、夜中ずっと電気を点けながら生活をしていた

相変わらずネットでゴキブリの対処法を調べていたが、いい情報はまるでない。ゴキブリ駆除業者のアフィしかない。

ガッカリしている僕に対して、さらに絶望する情報が僕に襲い掛かる。

ゴキブリは勘違いされやすいのですが、夜に電気を点けても行動します。夜行性というのは夜の間活動するという事で、明るさに弱いという訳ではありません。なのでゴキブリに電気の光は全く効果がありません。それどころか電気に釣られて寄ってきます」

僕は絶望した。

さらにネットを調べると恐ろしい情報が僕に襲い掛かってきた。

「ゴキブリは口の中に入る事があります。人生の中で2、3回入られてますよ(笑)」

「ゴキブリは耳の中によく入ります。耳鼻科では耳の中に何かは入っていると訴える患者を受診すると、耳の中にゴキブリの幼虫が入っていた…というケースがあります

ぎゃおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん

冷静に考えれば口の中はウソだとすぐにわかる。猿でもわかる。しかし、この時のパニックに陥っている僕には完璧に信じた。

「嘘やん。俺の口の中にもう2、3回入られてるやん。Gに犯されちゃってるじゃん。つーかGは耳の中にも入るのかよ!!!」

もうやばかった。色々と限界に近付いてきた。

僕は錯乱しまくった。Gが口の中に侵入する事を想像すると夜も眠れない。でも夜は寝たい。

錯乱した挙句に僕はひとつの答えにたどり着いた。

Gは綺麗なところに弱い→綺麗な匂いにも弱い→綺麗な匂いをベットの近くに配置すればいい

しかし、僕の部屋には綺麗な匂いを発するものはファブリーズ位しかない。

困り果てながら部屋を見渡していると、あるものが僕の目に留まった。

あるじゃないか!!!これが!!!

そう僕は綺麗な匂いを発するトイレットペーパーをベットの周りに6つ配置した。

こいつは消臭効果を持っているから何とかなるじゃないか!!!

今考えてみると大馬鹿者の発想だ。しかし、精神が限界の僕は「この答えにたどり着くなんて天才だなーオレ」なんて考えながらスヤスヤ寝たのだった。6つのトイレットペーパーに囲まれながら(笑)

こうして睡眠問題は解決したのだが、根本的な問題は解決しない・・・

そうGの発生を止められないのだ

いくら部屋を綺麗にしても彼らは表れる。途方に暮れて、もう終わりだと思いながらTwitterに泣きついた。

その投稿をしたら光の返信が帰ってきた。

「ブラックキャップ置いてから一切G出なくなりましたよ!!!明日買いに行って😂」

ブラックキャップ??なんだそれ???

アマゾンで調べてみると設置型のトラップらしい。

なんか設置型の奴って逆にGを呼び寄せるみたいで嫌であったが、既に僕の部屋はGの巣窟。なりふりかまってられねぇ!

値段が500円以下というお得さもあり購入!!!

袋の中に12個入っていたので全部投入!!!部屋の至る所に配置した。

設置してから1日後。何食わぬ顔でうろついている斥候に出会う。

なんだよ!!!全然効かないじゃん!!!

めっちゃくちゃ怒ったけど、このブラックキャップは置いてから日にちが経つにつれ効果を発揮するらしい。

Gは同志の死体を食べるので、ブラックキャップの毒に犯されて4んだ個体を食べる事によってさらにGはくたばっていくらしい。

もう僕に残されたG対策はこのブラックキャップしかないので、こいつに願いを託すことにした。

設置から2日後。またG発生。3日後発生。4日後発生。5日後発生。6日後発生。7日後発生。

おいいいいいい、毎日湧いてんじゃん!!!

発見するたびにゴキジェットを使って退治してるのだが、もうジェットを使わずに放置した方がいいんじゃないかと思った時だった。

設置から8日後・・・Gが発生しなかった。

きた!!!!!!!遂にGの姿を見ない日がきたあああああああ

毎日Gを見ているという僕のマンションももうおかしいのだが、Gを見なくなったのだ。

9日後も10日後も姿は見えなかった。勝った!遂に僕は勝ったのだ!戦争に勝利!!!!

ブラックキャップ万歳!ブラックキャップ万歳!ブラックキャップ万歳!ブラックキャップ万歳!ブラックキャップ万歳!ブラックキャップ万歳!ブラックキャップ万歳!ブラックキャップ万歳!

そして2週間後、当然のようにGが発生した。

5章:長期戦の残党狩り

恐るべきブラックキャップの効果でGは殆ど絶滅したのかに思われた。

しかし、Gは発生した。なんとトイレに現れたのだ。

確かにトイレは水場でブラックキャップがないノーマークの場所だった。

やられた。Gの生存意欲はすごく高かった。すかさずトイレにもブラックキャップ配置。

僕はそんなGに恐怖したが、これまでの戦いを通じて寧ろ愛着が湧いてきた。

こんなにも退治しまくってるのに湧いてくるG。

将来がないフリーターのオレ、4にたい。なんて考える僕に対抗するが如く生存意欲を見せてくるG。

僕はGの生存意欲に敬意を表すと共に、キモイから駆逐するという人間の自己本位な考えに葛藤しながらGと戦った。

この残党狩りは3カ月において続いた。

仕留めきったと思ったら2、3週間にひょこっと表れるG。

次第に現れるGのサイズも小型になっていき、2mm位の赤ちゃんGの死体も発見するようになっていき、現在に至る。

5月末日から始まった戦争も終戦に近付いた。

始めはGに押されて一時は敗戦濃厚まで追い詰められた僕であったが、新兵器ブラックキャップのおかげで一転好転。僕の勝利で終わろうとしていた。

終章:終戦?

そして現在9月8日。Gは8月からまったく現れなくなっていた。

もう1か月も発生しないのだから僕の勝利といっても過言ではないだろう。

最初は綺麗に保ち続けた部屋も、Gが発生しない余裕からかちょっと汚くなってきた。

まあ、もういいのだ。僕の勝ちだ。

なんか深夜にビニール袋がガサゴソ聞こえる事があるが、窓を全開にしてるから風に揺られて物音を出してるんだけだと思う。もう奴らを見る訳ないやろwwww

まとめ

という訳でGとの戦争でした。

もう部屋にGが発生している皆さん、ブラックキャップは偉大です。是非買った方がいいです。バルサンで仕留められない奴もやれるのでオススメです。

Gが発生していない皆さん、ちゃんと部屋は綺麗にした方がいいです。

アラサーになるまで部屋が汚い状態で過ごしてきた僕ですが、Gが発生するなんて今まで夢にも思わなかったです。

マンションの2階以上に住んでいるから安全だ!とか思ってませんか?

普通に奴らはジャンプしてきますよ!部屋は綺麗にした方がいいですよ!!!

その黒い影を見つけたが最後、奴らは100匹いますよ・・・

現に僕は100日で100匹倒しましたからね・・・