m12021年決勝感想 ウケた錦鯉とスベッタコンビ

m1の感想
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全体的なレベルはまあまあ

僕はお笑いを見ていると何でも笑ってしまいますwww

今回も例にもれず面白い漫才を見れて楽しかったです。

紳助さんが言っていたようにm1で大事なのは、①サルでもわかりやすい内容、②最初の笑いまでの時間これが非常に大事だと思う

決勝に出ていたコンビはこれを徹底的にやっていて、流石だと思った。

個人的に面白かったのは最初に出てきたモグライダーユニバース錦鯉でしたww

モグライダーは一番最初にも関わらず堂々とした漫才で笑いを取ってて凄かったですww

ツッコミが上手くてアンタッチャブルの柴田さんを思い出すようなスカッとするツッコミが見てて気持ちよかった・・・

ユニバースは上手くてテンポが良かった!

ネットではスベッタ候補にも挙がってるけど僕は面白かった。確かに下ネタとかはキツい人にはキツイかもしれないけどネタとか展開が良く考えられてるなと感心した。

そして優勝した錦鯉だ!

錦鯉優勝の要因

去年の時点から僕は錦鯉を面白いと感じていた。

でも欠点は年齢とネタの内容だ。50のおっさんという事実とパチンコネタはキツイ人にはきつかっただろう。

しかし、今年の錦鯉は違った。ネタの内容を修正してきたのだ!

そうです!今年の錦鯉はネタの内容を老若男女でも楽しいものに修正してます。

去年巨人師匠が指摘していたネタの尖っている部分を、見事に大衆に分かりやすい漫才に変えたのである!

1本目の内容は合コンネタだ。

このネタは錦鯉のもうひとつの欠点である50代を長所に変えた内容となっている。

20代~50代の人が関心があるor実際に経験した事があるのをネタにしている。

だから最初の身構えるハードルが下がるのだ。

大抵の人はm1を見る時「どんなネタだ、笑わせてみろ」というような姿勢を見ている。

この姿勢を共感する事・興味がある事でネタを作る事によって、「50代かの合コンか、どうなるんだろな」と想像させる事が出来る。

錦鯉のネタが始まった時、多くの人間は考えるのだ。50代が合コンしたらどうなるのかと。

多くの人が想像する50代は3パターンに別れると思う。

①イビリが得意で飲み会やギャグが好きなメンドクサイ50代

②管理職などについていて社会人としてマナーがしっかりしている50代

③マイナスの事を吐き出す窓際族の50代

こんなイメージだ。しかし、錦鯉の長谷川はどのパターンにも当てはまらない

50代にも関わらず20代の若者のようにポジティブにはしゃぐのだ!

そんなキャラで合コンの前半はコントをしている。ハイテンションの長谷川に一般的におじさんのイメージをしている渡辺さんがツッコムというスタイル。

この渡辺さんの位置は重要である。渡辺さんの中身(実は長谷川よりヤバイ)はさておいて、渡辺さんのツッコミは視聴者が長谷川を見て思った事を的確に言語化しているのだ。

「(名前を聞いて)後藤何ちゃん?」→「教えたくねーって」「そこの服着ているやつ」→「だいたいそうだろ

などなどいつまでも子供のような長谷川を見て、「これで大人って大丈夫なのかよ」と視聴者が思った事に対して渡辺さんが大人なツッコミをするのである。

こうしてバランスが取れた内容の漫才をする事で、50代に対するマイナスのイメージを前半で払拭している。

そして後半戦だ!

長谷川が酒を飲んだ時点でスピードがワンテンポ早くなって、ハイテンポなリズムで展開されていく。

酒を飲んで、「帰れ馬鹿野郎」

この下りは後半戦の掴みといっていい部分で、ここから長谷川の暴走のきっかけが始まる。

特に紙芝居の下りは必見だ。

「子供の頃さ、公園に紙芝居屋さんきてたじゃん」「知らないよ20代」「紙芝居見てた時何喰ってた」「俺は水あめ!」「緑の水あめが田んぼの味がするんだよね」

この勢いはヤバイwww

m1や笑いは比較的若い人や女性の方が見る事が多い。でもここの部分のメインターゲットは同世代の男性だ。

共感と勢いがやばくて、おっさんが見てても面白い漫才になっている。

20代の僕も「公園の紙芝居やさん」や「水あめ」のワードセンスは面白かった。

中でも一番凄いのは「緑の水あめが田んぼの味がするんだよね」という例えである。

この一文があるだけで、幼い頃の長谷川少年が田んぼの近くの公園で体育座りをしながら飴をなめていて、紙芝居に集中してなくて「この飴まじー」って思っている姿が鮮明に想像できるのだ。

このように当時を知らない人でも短い言葉で、分かりやすくかつ面白く当時の記憶を伝える錦鯉の2人は凄いとしか言いようがない。

ただ大声を出して馬鹿をしている姿を見せているが、そのコントの内容は練りに練った内容となっていて流石プロだなと思った。

ここで50代を笑わせた後次のターゲットは若者向けである。

「好きなアルファベットある?」「俺は6!」「そうだ!乾燥した踵見る?」「嫌いな椅子ってある?」「俺は電気椅子!」

ここからは短文でバカでも笑いやすい内容だ。どちらかというと子供が見たら面白そうな内容となっている。

そして最後の「50代が痛くなる場所!」「膝!」

でギャグの連続の締めである。この大声と長谷川のやり切った表情で視聴者はギャグの終わりを感じ取れる。

そしてその後の間を作る事によって、ヒートアップした観客席を終わりへとクールダウンさせる事に成功している。

このように錦鯉は馬鹿を演出していても、その内容の構成から展開まで考えに考えて作られている。

非情に技巧派の漫才といっても差し支えない内容だ。

コントの内容も丁度4分近く。5分近くうるさかっただけのハライチと大違いだ。

前半で50代が漫才をやるイメージを払拭して、後半戦でバカを演出しつつ、本当の意味で老若男女を笑わすスタイルをとった錦鯉の優勝は決して間違ってないだろう。

その他の皆さん

他の挑戦者も決勝まで来ているのだから実力は間違えない。後は好みの問題だろう。

何故かつまらないのに3回戦を突破していたアキナも決勝には進んでないので、今年の審査は妥当といって正解だろう。

僕は唯一つまんないと感じたコンビが一組だけあって、それはハライチだった。

マジで大声でハゲがツッコンで岩井がかっこつけるだけの漫才が面白いとは感じられなかった。

敗者復活戦を勝ち上がらせた視聴者の罪は大きいだろう。

ハライチは初笑いのポイントも他の組と違って長く、ただ大声でスベっているように感じた。

まあーでもこれを面白いと感じる人もいるので好みの問題なんだろう。

真空ジェシカは可能性を感じた。m1を見ていると年々コントの質が上がっているコンビが見られて、このコンビは特にそれが感じられる。

他のコンビにない知的な感じが、普段漫才を見ない頭のいい層にもウケそうで将来の有望株だと思った。

ももは今流行っているダブルボケとダブルツッコミというスタイルだったけど、どちらも中途半端な感じになって若干スベっていた。

内容はいいんだけどね。どうしてこうなったんだろう・・・